私には過去に2年間お付き合いしていた婚外の彼がいます。このとき初めて〝婚外恋愛〟というものを知りました。私たちはダブル不倫の関係であり、彼には幼い子供もいます。
今回は、そんな彼とのお泊りエピソードをお話します。
〝婚外恋愛=できないことが多い〟と思っていませんか?
まず〝婚外恋愛〟と聞くと、多くの人が「制限ばかりで自由がない」「したいこともできない」というイメージを持つのではないでしょうか。
実は、私も最初はそう思っていました。
しかし、実際に経験してみると違うことに気が付きました。
もちろん、相手や状況によっては「それは無理!」というケースもあるので、あくまでもひとつの例として読んでいただけたら嬉しいです。
ここで私が普段から大切にしていることを一つお伝えいたします。
それは——
〝お互いの都合を調整し合える関係であること〟です。
これが何を意味するかというと〝婚外恋愛=都合のいい関係〟ではないということです。
相手を思いやり、自分の都合だけで動かず、どうにか折り合いをつけて予定を組み立てる。そうやって時間を作るからこそ、一緒に叶えられることがあるのです。
その一つが、「お泊まり」です。
旦那が出張中に叶えた、お泊まりデート!
ある日、私は夫の出張が決まり、1週間ひとりで家で過ごすこととなりました。
普段はちょっとした自由時間と思い、ひとりの時間をのびのびと満喫しています。
しかし、ふと思ったのです。
「このタイミングなら、彼を自宅に呼んでお泊りができるのでは?」
私は思いきって彼にこのチャンスを話しました。
しかし、返ってきたのは予想通りの返事でした。
「絶対怪しまれるよ。無理だよ。」
それでも私は何度も説得しました。
すると翌日、
彼が「一緒に過ごしたいし、頑張ってみるよ」と応えてくれたのです。
お互いのスケジュールをすり合わせて、彼はなんとかパートナーを説得してくれました。
念願のお泊まりデートに、私は胸が弾みます。
そして、お泊り当日はあっという間に時間が過ぎていきました。
家で一緒にごはんを作って食べられるなんて夢のようでした。そして眠る前にはたわいもない話をして、まるで本当のカップルみたいな一日。
いつもは時間に追われたり、周囲の目を気にしている私たちにはありえないほど幸せなひとときです。誰にも遠慮せず〝ふたりの時間〟を味わうことができました。
誰にも言えない幸せなひととき
今回のお泊まりデートを通して、
「関係がどうであれ、心から満たされる時間ってあるんだな」と私は感じました。
限られた時間だからこそ、大切にしたくなる。
誰かに見せるためじゃなく、ただ〝好きな人と過ごす時間〟を丁寧に味わう。
それって、とても贅沢で幸せなことだと思います。
もちろん、毎回こんなふうに上手くいくわけではありません。
現実に戻ればそれぞれの立場や責任が待っています。
しかし、だからこそほんの一晩でも、
〝誰にも邪魔されない、ふたりだけの時間〟があるだけで、また頑張れる気がするんです。
婚外恋愛って、たしかに「できないこと」が多い関係かもしれません。
しかし工夫次第で、「できること」もちゃんとあるのです。
本当に婚外恋愛って難しいものです。
しかし、一緒にいるからには楽しくありたいと私は常に思っています。
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